フードオアシス アツミ セミナー
「食を考える会」 (2008.3.4)
「醤油」
写真右から 減塩醤油と薄塩醤油との違いは? 醤油の塩分は、通常16%で、減塩醤油は半分の8%(5割減) 薄塩醤油は、16%×0.8(2割減) ■醤油の等級は、全窒素量(旨味成分)で決まる。 大豆と麦が1:1に対して、塩水が多くなると、旨味成分が減る。 濃口醤油 超特選・1.80以上 特選・・・1.65以上 特級・・・1.50以上 上級・・・1.35以上 標準・・・1.20以上 薄口醤油 特選・・・1.65 特級・・・1.15 上級・・・1.05 標準・・・0.95 ■その他の醤油 漁しょう・・・原料が魚 しょっつる・・・いしず・いかなご(小女子) ■醤油のチェックポイント *原料が丸大豆か脱脂大豆か? 脱脂大豆(油を摂ったカス)と書いてあるもので、いいものはない。 醤油・味噌・納豆・豆腐などは、表示がいるので、遺伝子組替でない原料を使う。 遺伝子組み換えでない脱脂大豆を、インド、カナダから輸入。 国内でとったものの場合は、遺伝子組替と思ってよい→家畜の飼料になる→人の体に入る 丸大豆醤油というのが、30年前にK社から発売された時、 「じゃぁ、今までなんだったのだろう?」と思った人たちと、「いいものが出た」と思った人たちがいた。 *原料大豆(小麦)の産地・品種 大豆(国産)・・・これだけが国産。 フクユタカ・・・福岡・九州 三重・静岡・愛知 とよまさり(北海道) 大豆が入手困難に。愛知のフクユタカでさえ、入手が困難になってきた。落花生も手に入らない。 にんにく、らっきょ、胡麻は、99%が輸入。 *保存料・カラメル色素等の使用の有無、アミノ酸使用の有無 生引き(生醤油)・・・酵素・乳酸・酵母が生きているので、長期保存不可。そのままにしておくとカビる。 また、生引きの上に、油(醤油の旨味になるとも)が浮く。 酸化防止剤入り醤油、遺伝性毒性が強い。 カラメル色素だと発ガン性が強いので、ビタミンB1という名の色素を使う。 *醸造期間 白醤油は短い。 豆麹で作った味噌醤油は、時間が掛かるが旨味がでる。 *塩の種類・産地 今回、もうひとつのテーマになっていましたが、時間切れで次回に。 *容器と容量と価格 瓶の方が、賞味期限が長くなる。 ■質疑応答より 最後にアルコールを添加(日持ちを良くするため)。アルコールが入ってないものは、要冷蔵。 今の醤油は、火入れをして雑菌を殺している。 本醸造・・・味噌のように明確でない。 加温したものは、天然醸造と言わない。 本醸造でないもの→新醸造醤油は、脱脂加工大豆にカラメルで色を付け、硫酸を使ってアミノ酸を出す。愛知の醤油には無い。 出汁入り醤油にいいものはないが、「かめびし」のは、きちんとした材料で作られている。 大豆・小麦・食塩・アルコール・コーンスターチ(なにも書いてなければ遺伝子組替)が原料。 米酢は、ほとんど遺伝子組替。純米酢・純りんご酢は大丈夫 じゃが芋の収穫(北海道)に、枯葉剤を使用・・・使わざるを得ない状況(人手不足など)に置かれている。 玉ねぎやヒマワリ油も同じ。自然に枯れるのを待っていられないから。 ポテトチップスを見て、枯葉剤をしようしているかどうか分る。 次回は、5月6日(火)PM7:00〜9:00 、 会場は『アイプラザ豊橋(勤労福祉会館)』です。 |