今の住宅に越してきてから、毎年お正月は、母と弟夫婦と子どもたち5が我が家にやってきて、それはそれは賑やかでした。
保育園に通い始めた二人の甥っ子は、息子たちを遊び相手に、はちきれんばかりのエネルギーを発散し、少し大きい甥っ子たちはゲームにトライ。
2時間ほどで引き上げていった後は(他の親戚を回るため)、嵐が去ったような元旦恒例の風景でした。
母が他界したのと、甥や姪たちが社会人になったりで、我が家で集うこともなくなりましたが、近年は毎年のように婚約の挨拶と婚礼が続いています。
今年は5人目の末っ子でもある甥の結婚で、長男次男とともに式に参列しました。
我が家から近い式場で、受付時間を待ちながら、それぞれの親族がウェルカムドリンクで寛いでいました。
早めに着いたこともあり、これまでの式場とは雰囲気の違う会場をインテリアウォッチング。
一日一組だけの式場だからか、小さな子が騒いでも、スタッフはアットホームな対応をされていました。
式の時間となり、2階へ。
神父さんと聖歌隊(お二人)、バイオリンとオルガン奏者が出迎えてくれ、シンプルな造りの式場で、両家の紹介。そのあと参列者全員が入場して、厳かに式が始まりました。
式の後は、祭壇に並んで集合写真。
外への階段を降りる新郎新婦をフラワーシャワーで祝うのですが、わりと西風が強く、向かって右側からのフラワーシャワーは、後ろへ流れて行ってしまいました。
新婦さんは中学校の教師で、担任しているクラスの生徒たちもお祝いに駆けつけていました。
外階段での記念撮影の後、パーティ会場へ。
壇上も金屏風もなく、観葉植物と花と、ゆったりしたソファーが新郎新婦席。
ここでも食前酒など、宴が始まる前から飲み物がどんどん用意されました。
やっと、新郎新婦登場し、パーティの始まりです。
お二人の祝辞のあと乾杯。
ライトアップされた厨房とシェフ挨拶のパフォーマンスのあと、料理が運ばれてきました。
新郎新婦はジブリファンだそうで、始まりから終わりまでジブリ尽くしの宴で、新郎も参加の余興ダンスに抱腹絶倒。
お色直しで新婦退場(姉妹がサポート)のあと、新郎も兄弟そろって退場。
会場出口で、弟夫婦も一緒に並んでのパフォーマンスに、会場が拍手で沸きました。
両親への花束贈呈のあと、両家を代表して弟が謝辞を読もうとするも、甘えん坊だった末っ子の成長ぶりに感極まって、涙・涙・・・私もだけど弟も涙腺がゆるいのです。
子どもたちの「シ・ゲ・オ! シ・ゲ・オ!」の声援。
涙を拭き拭き、なんとか挨拶を終えて、次は甥っ子です。
父親の緩い涙腺DNAを、唯一受け継いだのか、涙交じりの挨拶に、私も久々に感動の涙を流しました。
4人の甥っ子と一人の姪の、どの子も気持ちがまっすぐで優しい大人になり、これも弟夫婦のいい距離の愛情で育まれたのでしょう。
弟夫婦には、いろんな形で助けてもらいました。
寛大で優しい人柄の義妹Mさんに深く感謝なのと、こと離婚後の息子たちに、いつも親身になって声を掛けてくれた弟にも感謝です。
我が子のように接してくれた叔父さん叔母さんは、息子たちにとっても頼りになる存在でしょう。
それぞれの子どもたちが成長した今は、冠婚葬祭だけのお付き合いですが、しみじみと有りがたさを再認識した一日でもありました。