早朝に、サビ猫を保護しました。
昨年7月にOさんが捕獲して、私が動物病院へ連れて行った猫で、実は手術がしてあったので、耳カットだけしたという近所の外猫です。
S動物病院が開くのを待って、健康診断とノミ駆除、風邪薬を処方してもらいました。
我が家に向かえた成猫は、高師緑地公園で保護されたソラが初めてで、それでも1歳半でしたが、サビ猫は推定年齢7歳くらいだそうで、ソラと同じ年頃だと分かりました。
動物病院への道中、ずーっと鳴きっぱなしだったので、部屋に入れたら鳴くんじゃないかと心配したけど、小さな声でちょっと泣いただけ。
でも、知らない所に来たので、隠れるようにトイレ脇の物入の下へ潜んでいました。
しばらくすると部屋の中を歩き回り、居間の窓に寄って、外へ出られるかをチェックで、まるでホームシック状態です。
おっとりして大人しく、人には慣れているけど、我が家の猫たちともども緊張気味。
猫じゃらしで遊んでとねだるメグは、ずーと観察していて、遊ぶどころではなさそう。
窓辺に置いたハナ専用のスツールに近づいたら、ハナの方が大きな声で鳴きながらトイレ脇の隠れ家に引き籠ってしまいました。
サビ猫との距離が近づくとソラは威嚇し、ミミは傍観。
お互いの存在に慣れるまで時間が掛かりそうだし、目も離せません。
ふと思ったのですが、子猫ならば保護して育てるのがベターだけど、外暮らしの長い成猫にとっては、ありがた迷惑かもしれません。
夜9時ごろから、居間の窓にぴったりくっついて鳴きながら外を伺うサビ猫に、人も猫も苦手のハナが鳴き始めました。
しかも近隣に聞こえるくらい声が大きいので、なだめると、トイレ脇の隠れ家に避難。
温めた湯たんぽを入れたものの、抗議の声は止まず、他の猫たちも寝るどころではない様子なので、保護をあきらめ、サビ猫を抱いて外へ出ました。
地域猫の餌やり場で降ろすと、一目散でマイホームへ走っていきました。
後を追って、お婆さんの家にたどり着いたのを確認してから戻ると、ハナ以外は、やっと落ち着きを戻して睡眠モードに入り、ハナは隠れ家に閉じこもったまま、2日後にやっと平常に戻りました。
何度も保護した子猫たちは、先住猫から威嚇されても寄っていくので、一週間もすればお母さん代わりの猫と仲良しになるのですが、どちらも寄ることがない成猫の同居は、時間をかける環境ではないだけに、難しいことを実感しました。