嵐の前の静けさなのか、小雨が降る中をゴミ出しに行った。
ちょっと前に消防のサイレンが聞こえてたのは東隣の棟だったようで、火事ではなく、階段の手前で倒れてる人の救助活動だった。
消防工作車の人たちが人工呼吸やAEDを施してるところへ、ほどなく救急車も到着。
しばらくして搬送されて行った。
我が家と同じ棟の人が、「住人ではないようだ」と言うのを聞いて、お祭りの時期だから、飲みすぎて倒れたんだろうかくらいに思った。
もう十何年か前、棟と棟の間の道路端で人が倒れてると、バイト帰りの長男が言ったので、それは大変と見に行った私は、なんと心臓がバクバクしてしまった。
亡くなってるかもしれないと思ったとたん震えてしまって、とても状態を見ることができず、近くの知人に連絡して一緒に確認してもらった。
こちらは知人も知っている近所の若者で、本人は無意識ながら、酔っぱらって道路で寝てしまったようだ。
2台の車がやっと擦れ違える道路だから、轢かれてしまうことだってあるので、ご用心。
8時を回ったころ、おまわりさんが来た。
今朝の階段前で倒れてた人のことで、何か気が付いたことはないでしょうかと尋ねられた。(通報は6時ごろ)
いつもなら5時過ぎにサビ猫の餌を届けるんだけど、雨が降るだろうと思って昨夜のうちに置いてきた。
といっても、あの位置で倒れている人を、近眼の私では目に入らなかっただろう。
「新聞配達の人が、並んだ住宅の階段側通路を自転車で通りながら配達していて、最後の社の人は4時半前。その人が気が付かないであれば、そんなに時間は経ってないのに、心不全だったんでしょうかねぇ」と言うと、「頭から血を流していて、すでに亡くなっていた」とおまわりさん。
「飛び降り」とは言わないけど、亡くなった方の身元確認や状況調査のために、周辺の住宅の聞き込みをしてるといって、次のお宅のドアを叩いた。
長らく更新していないトップにと、花の咲き終わったベランダのアナベルを撮った。
ほんのり色づいたガクが、花のようにも見える。
猛威をふるいながらの台風19号は、この地方も夕方から暴風圏内に入り、今夜あたり通過だという。
進路の右側になるので、さらに用心しなくちゃ。