昨日の朝6時前のこと、雨の予報を前に、南の洋室と北の寝室の窓を開けて、心地よい風を部屋に通しながら、週末にベランダで風を当てた植物たちを部屋に取り込んでいました。
取り込み終えた時、寝室の網戸が開いてるのが目に入りました。
外を見ると、ソラとメグが足場に!
事の重大さに頭が真っ白になりながらも、2匹を追い、なんとか部屋に戻しましたが、網戸を開けた張本人ミミの姿は見えず、すぐ近くの階段から降りたかもしれないので、外を探しました。
ひと回りしてみたものの見当たらず、2年前を覚えていれば隣の棟で保護できるかもしれないと思い、家に戻りました。
出たがり屋のミミに呆れながらも、2年前ほどの動揺もなく涙も出なかったけれど、午後からの土砂降りの雨に、どうしてるだろうかと思うと、何も手に付かない状態でした。
夕方、もう一度周辺と隣の棟を探し、1階のベランダ下で雨宿りしてるかもしれないとも思って、夜10時ごろに懐中電灯を携え、仮囲いの中に入って見て回りました。
一番端まで行って戻ろうとしたとき、テレビなのか猫なのかわからない音が聞こえました。
ミミの名前を呼んでみたけど、土砂降りの雨の音でかき消されるのか返事はなく、わずかな希望を抱いて部屋に戻りました。
そして今朝は4時過ぎに起き、体が目覚めるまで調整してから、土砂降りの雨の中をシュミレーション通りに、洋室の腰窓から足場へ渡りました。
ここは寝室側よりも足場までの距離は離れているけど、レベルは同じくらいなので、体の硬い私でもなんとか渡れ、端まで行ってミミを呼んでみました。
反応がなかったので、中央の階段まで戻って上り、3階の端まで行ったとき、ミミらしき悲壮な声が下の方から聞こえてきました。予感が的中して嬉しいのなんの。
急いで降りて2階の端のベランダを懐中電灯で照らしてみると、室外機の裏にミミがいました。
ずーとその場所で一日を過ごしたんでしょう。土砂降りの雨が幸いしたのだと思います。
いったん外へ出ると飼い主の見分けがつかなくなるのは経験済みで、怯えて鳴き叫ぶミミの口をふさぎながら抱えて北側へ回り、寝室の窓から入りました。
全身びしょ濡れで、ソックスは泥だらけ。シャワーを浴びたあと珈琲を淹れて、ひと息つきました。
ミミはまだパニック状態で、抱いてもすぐ降りてウロウロしたあと絨毯の上に横たわり、うつろな目のミミを、ソラやメグが慰めていました。
窓を開ける季節の網戸は、ミミに開けられないようにしてるのが、工事で網戸を一旦外し、戻したときに寝室用のストッパーをし忘れたのが原因で、網戸も窓も開けるチェックが日課のミミからしたら、シメシメだったかもしれません。
その結果迷子になっても、きっと懲りずに繰り返すのでしょう。
「そんなに外がいいのなら外猫になりなさい!」と呟やいてみたり、見つからなかったら、これも定めと自分に言い聞かせたけど、やっと落ち着きを取り戻して、いつものように膝の上で寝るミミを見ていたら、お灸をすえられたのは私だったのだと反省しました。