時々焼くクネッケを味わいながら、バーキングパウダーをイーストに変えればパン・・・と思うのだった。
もちろん、クネッケはすぐに焼けても、パンは発酵する時間が必要なので、気温が上がったらトライしてみようと思い続け、図書館で本を借りて心の準備をしていた。
天然酵母やホームベーカリーでの本が並ぶ中で、「ポリ袋で作る天然酵母パン」と「こねなくてもパンができた!」を借りた。
「ポリ袋で作る天然酵母パン」の方はホシノ天然酵母を使い、タイトルどおりポリ袋で混ぜ合わせ発酵させていて、しかもオーブンでなく、厚手のフライパンや鍋で作るというのが気に入った。
材料についての記述もあり、砂糖がイーストの栄養分になっていて発酵を促すこと、塩はグルテンの力を強めこしのある生地に仕上げる働きがあることなど、砂糖を使うことに躊躇していた私だったが納得した。
「こねなくてもパンができた!」は、捏ねなくてもグルテンできること(ドライイーストゆえ)、ドライイーストの量(少なめ)で調整し、30~33度で90分発酵(一次)、ガス抜きして60分発酵(二次)、整形して天板にのせ、天板ごとビニール袋に入れてさらに発酵(三次)させてから、200度で20~25分焼く・・・
昨日は、こちらの方法で、「玄気」で買っておいたドライイースト、強力粉、全粒粉を使い、砂糖は蜂蜜(本にも砂糖・蜂蜜の両方が記載)にして焼いた。発酵時間は本を目安に、ふくらみ具合を見ながらで、焼きあがったパンは、表面がカリッとして、思いのほか美味しい。
パンやお菓子作りに使う計りは、どの本にもデジタルをと書いてある。
均一化したものを作るためシビアに計量なんだけど、我が家はアナログの計り(味噌と梅干用なので)ゆえアバウトだし、砂糖5グラムというのは計量スプーンに置き換え、自然塩2.5グラムは含水量で変わると思うから、味を覚えておく。
その昔、デジタルの無い時代にも家庭で作られていたパンを思えば、気が向いたときにパンをの私には、アナログ式が合ってるかも。(笑)
フライパンや鍋で焼くのにもトライしたいけど、パンは、つい食べすぎてしまうので、ほどほどにしなくてはと戒めてもいる。