毎月のアツミセミナーに、ご夫婦で参加されている「ニコニコ農園」さんは、独自のバイケル農業で、「π (パイ)の梨」を栽培されている農家さんです。
農法の特長は、梨の剪定枝・竹を植繊機でパウダーにして畑全体にまき、1977年以降は除草剤を使わず刈り取るだけで、π(パイ)ウォーター・わら・刈り草も利用。
ジベルリン(成長促進剤)は無使用。微生物・ミミズ・もぐらが健康な土作りに活躍してるそうです。
口コミで広がって毎年多くの方から注文があるそうで、何年か前に「さでんかん」さんで味わった、おだやかな梨の甘みが忘れられず、今月のセミナーで声を掛けさせてもらいました。
「ニコニコ農園」さんは、豊橋でも渥美半島の太平洋から1.5キロくらいのところで、今年は台風4号による塩害で葉がやられたため、梨の生育が遅く、収穫量も少ないのだそうです。
午前は梨の収穫をして、午後から販売と出荷作業とのことで、Nさんと一緒におじゃまして、貴重な梨を分けて頂きました。

果物の多くがそうであるように、梨も流通や店頭での日持ちを優先して、まだ青いうちに収穫されるとか。
食べごろを収穫した「πの梨」は、糖度を計らずとも美味しいのです。
ニコニコ農園さん曰く、「味は好みがあります。糖度は計っておりませんので、ベロ(舌)メーターで感じてください」と。
また、梨は固そうに見えても、桃と同じくらいデリケートなんだそうです。ころがって梨や籠などにあたっただけでも傷むそうですし、できれば冷蔵庫の野菜室で保存するとよいそうです。

次々に訪れる人たちに混じって、お話を伺いつつ、もぎたての梨を味わいながら、まったりとした時間を過ごさせてもらいました。

今回の梨「幸水」は、そろそろ終わりで、つぎは「豊水」、10月上旬には「新高」が。
なんにしても今年は収穫量がすくないとのことですが、ぜひ味わってみたい・・・という方へ。(全国発送・料金は ゆうちょ銀行振込)

ニコニコ農園主  鈴木
豊橋市小松原町字東島56
TEL&FAX  0532-21-3180