Hana who basks in the sun secretly in the yard of a balcony.
こっそりと バルコニーの庭で太陽を浴びるハナ
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散歩コースになっている緑地公園に、多いときで7匹の猫がいる。そのうち虐待を受けて怪我をしているのが3匹いるが、一番ひどい怪我をしてた人懐っこい子猫は見なくなって、最近は5匹くらいとか。
ご老人達からのエサを楽しみに、毎朝(夕方もとか)敷地内の老人福祉センターに集まるのが日課になっている。
一昨日の散歩で、捨て猫や野良猫などを保護している東三河動物福祉の会ハーツの方に会った。
数年ごとにチェックしていて、虐待をしていた人の所へも犯罪であることの注意を促す話をしにいってるそうで、公園猫の監視を続けている様子。
今回は、公園猫が増えないように手術をするため、この日は1匹(もう1匹は捕獲失敗)、前日には3匹を保護されたと言う。
昨日の散歩でもお会いして話をしたら、近くのアパートでエサをもらってる猫も保護とのこと。
その方の自宅では、病気を患って捨てられた猫や、交通事故で瀕死状態だった猫、エサや水をもらえず発育不良で、もう一日遅かったら死んでいた子猫の保護など、とても里子には出せないようなハンディを持った猫を育てているという。道路でひかれたり跳ねられたりした猫を見ると、その猫がどんな状態であっても車から降りて脇へ除けるとも。
衛生課に電話をするだけの私とは、生き物への愛情が根っこから違う方だった。
そんなお話を聞きながら、喉に怪我を負わされて、治りかけても掻きむしってしまい、さらにひどくなっていた人懐っこい子猫を見ていながらも、飼ってはならない住宅で時構わず鳴くハナに苦労しているのと、自分の年齢からして、もう子猫は飼えないとか、経済的に治療が続けられるだろうかとか(思い悩んだときは2匹が気に掛かっていたから)、みんなに可愛がられているし、そのうち治るかも(他の猫は治りつつある)と、いろんな言い訳を並べながら保護をためらった自分が恥ずかしくなった。