夏に咲いたブラックベリーが、色づき始めた。
そういえば、大実金柑の遅咲きの花も先週咲いたので、念のため受粉しておいた。
やっとパセリが、糸のように細い茎を伸ばして発芽し始めた。雨に当れば、間違いなく折れてしまうだろう。
近畿・東海・静岡などで大雨の警報も出たように、ここ豊橋でも、豪雨ではないにしても、よく降った。
昨日は風もあったので、雨がバルコニーの奥まで降り込んで植物の葉が洗われ、瑞々しい。
これで晴れてくれれば清々しいのに、まだ雨がぱらついている。
ソラはもう、しっかり我が家猫。
公園で感じたオドオドした表情は消え、先住猫をやり過ごしながら、自由気ままに遊び、眠りこける。
いっとき洗面所で寝てたこともあって、隠れ家に行きたいハナが困ってる様子なので、寝室の隅に同じ籠を置いたら、今はそこがハナの安住の場所。
それでも、昨夜からソラが他の猫と同じようにベッドへ来るようになったので、ハナが反応して鳴き続け、眠れない夜を強いられた。
チビは頓着しないようだが、行動派のミミは、すっかりおとなしくなってしまった。
どんなに暑くても、甘えて私の膝を占領してたミミが、ああしたい・こうもしたいと主張することなく、「退屈だから遊んでよっ!」と背中に飛びついてくることもなく、近づいてきたソラを攻撃はしないが、ロンのように慈しむこともなく、ただその行動を眺め、ソラと私とのやりとりを横目で見ている。
溺愛したマイシャが5歳の時に、車が往来する路肩で寝ていたハナを拾い、翌年には会社の倉庫に居ついたミミを保護したが、子猫たちが仲間入りした頃の、マイシャが見せた表情と、今のミミが重なる。
子猫が来てから、可愛がっていた先住猫が家出をしたと悲しむ飼い主さんの話も聞いたこともあった。
だから、私からミミに寄っていって遊び、就寝のときだけ寄ってくるハナへのグルーミングも怠らない。
仔猫のうちから飼うことになったロンは、次々とやってくる子猫を、一旦は拒否するも、一週間もすれば抱きかかえて育てた。
マイシャは、一年近くもロンのおっぱいで眠りについたし、猫嫌いのミミもロンの世話に身を任せてた。
ハナにいたっては、ロンだけが拠りどころで、乳癌が進行して体力がなくなるまで、すり寄って甘えるハナの面倒をみ続けた。
母性本能の強いロンは、私にとっても貴重な存在だったなぁ。
書いてる間に、外が明るくなってきた。
しっとり落ち着かせてくれる雨も好きだけど、雨上がりの日差しは、もっと嬉しい。