昨日は、「みなみさんのらくらくブクブク“酒粕おやつ”」に参加した。
バターやチーズ、牛乳、卵を使わない代わりに、酒粕で旨味やコクを出したスイーツは、基本になる酒粕ペーストを作って、「酒粕とアーモンドショコラ 豆乳クリーム添え」「酒粕ボーロ」「酒粕豆乳クリームのフルーツタルトレット」「酒粕りんごジュース」の4種類を、デモンストレーションと、参加者の実践も含めての教室で、みなさん真剣な眼差しで、みなみさんの一挙一動を見ながらメモっていた。
固豆腐と酒粕ペーストで作るクリームは、フードプロセッサーが大活躍で、材料を順に入れて回すだけで、なめらかなクリームになっていく。
タルトもケーキも、みなみさんの生地には全粒粉を使うことが多い。
「精白された小麦粉は体からミネラルを排出してしまうので、全粒粉を混ぜる」と、ふるいに掛けた全粒粉を、丁寧に漉しながら仰っていた。
ふわっとさせたい時は、粉をふるいに掛けるけど、タルトのような生地の場合は、攪拌するだけでよいとも。
「酒粕ボーロ」は、さっくり感を出すため薄力粉と片栗粉を使い、重曹を少々、それを菜種油で練りこんでいき、ぽろぽろになったら、合わせておいた酒粕ペースト・麦味噌・水を入れて、ゴムベラで一つの生地にまとめ、2センチくらいに丸めて、オーブン150度20分で焼く。(電気オーブンなら+10度)
続いて「酒粕とアーモンドショコラ」だったが、少しずつ体調がおかしくなってきたので、外の椅子に掛けて風に当たっていた。
むかし、まだ幼い息子達を連れて街に出た時にも体験した不調で、貧血のような感じで、目眩ではないが、脂汗が出て体から力が抜けるようで立っていられなくなり、しばらく座り込んで回復するのを待った・・・それと同じ症状で、心配してくださったロータスさんが、温かいティをくださった。
参加したお母さんに付いてきた男の子と話をしてるうちに回復し、会場に戻った時は、ショコラケーキが焼きあがって、一人一人盛り付ける段階だった。
途中の作業にも、やってみたい人はとお手伝いを募ったりで、参加型実習に、皆さん積極的だった。
スイーツはどれも美味しい。
「動物性のものを否定するのでなく、酵母や発酵食品を生かした料理やスイーツの美味しさを味わってもらいたいし、広めてもいきたい」と結んだ南智美さんのやさしい笑顔と寛容さが、体も心にも滋養となった。
酒粕は酵母の塊なので、体にも良く便通にもいいそうなので、酒粕ペーストを作っておいて日々の食事に取り入れていこうと思い、みなみさんのスイーツの本と酒粕2種を買っておいた。
酒粕ペーストは・・・
板酒粕(天然醸造のもの) 300g
水 300g
自然塩(全体の1%) 6g
鍋に上記の材料を入れ、火にかける。プツプツ沸騰したら火を止める。
アルコール匂が苦手なら、もう少し火を入れる。
あら熱がとれたら、フードプロセッサーにかけて滑らかなペーストにする。
密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存する。(2週間~一ヶ月くらい)
酒粕りんごペーストは、水を林檎ジュース(ストレート果汁)に代え、自然塩は全体量の0.2%・・・1.2gで、作り方は同じ。
今朝は、ベジライフ フェスタで教えてもらった「酒粕みそ蒸しパン」を作ってみた。
酒粕ペーストに、林檎の豆乳スムジーを使って、酒粕りんごペースト代わりにし、甘酒・メープルシロップは蜂蜜と甜菜糖に、麦味噌は無しで蒸した。
型が小さめだったので、分量は半分。
これがもう美味しくて、なんと全部平らげてしまった・・・恐るべし。
材料・・・
全粒粉・・・50g
薄力粉・・・130g
べーキングパウダー・・・小さじ2
酒粕りんごペースト・・・大さじ4
麦みそ・・・大さじ1と1/2
甘酒・・・大さじ2
メープルシロップ・・・大さじ3
菜種油・・・大さじ1(8g)
豆乳・・・200g