私は、体は丈夫だけど、歯だけは人一倍悪い。
虫歯になりやすいのと、若いときからの不摂生もあって、無事な臼歯は一つもないし、親知らずはもちろん、それ以外にも3本抜いている。
下の奥歯は、左右ともブリッジだったけど、3年余り前に左側が外れてしまった。
当時別居してた母を、私の扶養家族として保険に入れてたので、自分のときもそのつもりでいたら、息子の会社のしくみが違っていた。
その年の秋に、息子の東京行きが決まり、晴れて扶養家族となったので、左下のブリッジは後回しにして、急を要する箇所から治療した。
左下の奥歯C6は、初めてのブリッジの時に半分にカットしていたし、放置している間に、もろくなって、もうブリッジは無理だった。
C4とC6を抜歯して部分入れ歯にとの治療説明に、いずれそうしようと思いつつも、次から次へと他の冠が取れたり、欠けたりで、そっちの治療を優先した・・・抜歯が恐ろしくもあったから。
どうせ抜くんだから、慌てなくたっていいやと決め込んでいたら、その上の歯が下がってきてるらしい。
噛み合わせのため、下がった分削ることになると聞き、意を決して、長い間放置していたブリッジ跡の治療を4月から始めた。

C4の抜歯は、4月の新月の日にお願いした。
新月の日の手術などは、出血が少ないと「月の癒し」(ヨハンナ パウンガー, トーマス ポッペ)に書いてあったのを覚えていたのね。
もともと差し歯だったC4は、歯茎の上の部分がなかったので、抜くのに大変だったと思う。時間もかかった。
でも出血は、じきに治まった。やっぱり新月の効用なんだね。
残りのC6は、5月の昨日(新月は10日だけど)抜歯した。
こちらの方が手こずるだろうと思い、覚悟してたし、後回しにもしたのに、あっという間に終わってしまった。
麻酔の効きが悪くて追加していただいたが、あっけなく終わって「覚悟」が拍子抜けだった。
昨夜だって痛くもなんとも無い。名医に感謝!
約一ヶ月ほどで傷跡が完治するので、そのあと入れ歯の型を取るそうだ。いよいよ・・・かぁ。

 

40数年前に、初めて奥歯の親知らずを抜歯したとき、あまりの痛みに口が開かず、唇をペンチで挟まれて血豆もできてたので、ご飯を食べらることもできずに会社を休んだ。
なんでも親知らずの根っこが曲がってたからだそうで、レントゲンの無い時代だから、やむ得ない処置だったのかもしれないが、ご年配の歯医者さんに抜歯は頼めないと悟った。
余談だけど、心配した友人がお見舞いに来てくれたのは嬉しかったけど、せっかくのケーキは食べることが出来なかったのを、鮮明に覚えてる。
その数年後、残り3つの親知らずは、力がありそうな腕のいい歯科医で抜いてもらったら、根っこの曲がった歯でも鎮痛剤の必要が無かった。

2013-0510

今回の抜歯も痛みこそないが、抜く決心は簡単ではなかっただけに、なるべく歯を使わないで済むように、夕食はうどんにした。
そして、昨日のお昼もうどん。
好物ゆえに、毎日一食はうどんでもいいと思うけど、契約米が貯まってしまうので、麺類は月に一度くらいに抑えている。だから尚のこと美味しい。