男物のリサイクル着物に目がいってしまうくらいですから、長襦袢も渋いものをと、ずい分探しました。 でも、あったのは反物だけで8万円! ま、気長に探しましょ、と半ば諦めていた時に、瑞浪芸術館でFさんに出会い、 土間のある家の取材でおじゃました際、 洗い張りされた反物に一目惚れ。これで闊歩したくなるくらい(冗談です)粋な長襦袢を手に入れました。 日本海の海のようなモスグリーンの波間に、黒船が浮ぶ様を見ながら、これをデザインしたのは、どんな人かしら?と、思いを馳せています。 仕立てた時に付けてくださった焦茶色の半襟が、不思議と、どの着物にもマッチします。 “着物一枚に帯三本”と言います。 帯はともかく、買いやすい価格の帯揚げと帯締めが、この一年で増えました。 帯揚げの中には、スカーフが混じっていたり 帯締めも、タッセルこそありませんが、いろんな色に心揺れて、ご覧の通り。 “小物が大物になる”、そんな着こなしが出来るようになりたいと願いつ こうして並べては、ほくそえんでいます。 NEXT |