「湯布院発、にっぽん村へ」   ふきのとう書房 ¥1,700+税

「TALK-TALK」でも紹介した、湯布院・亀の井別荘の主人・中谷健太郎さんの著書です。 湯布院の町づくりを通して出会った人や、日々の出来事などが綴られたもので、3章から成立っています。

第T章「湯布院・わたしの記憶」は、沖縄県名護市での講演に加筆されたもので、湯布院・町づくりへの取組みと流れなど、「TALK-TALK」の講演と重なる内容です。

第U章は、大分合同新聞に連載されたエッセイで、中谷氏の「ユーモアと反骨精神」のお人柄が、短いエッセイに凝縮されていて、とても読み応えがありました。 “この本を読んでから中谷氏に会いたかった!”と思ったものです。

第V章は、『玉の湯旅館』の主人・溝口薫平氏との対談。共に町づくりに関った40年の歳月を振返り、これまでの湯布院、これからの湯布院をしっかり見据えるまなざしに、心温まるものを感じました。

付録として、ご子息の中谷太郎氏から見た父親像「昭和のオニ親父」という寄稿も、これまた楽しく、思わず噴出してしまうような旅の珍道中に、想像逞しくして顔が緩んでしまいました。


「湯布院幻燈譜」   海鳥社 ¥1,700(税込)

この本はネットショップ「アマゾン」で購入しましたが、ユーズドブック(900円)を申しこんだら、長崎の書店から届きました。 まだ読んではいないのですが、中谷氏の直筆なる文書が本の中から出てきました。 きっとどなたか、あるいはどこかへ出版記念に寄贈されたものなのでしょうね。でも、なんだか私にもプレゼントしていただいたような気分になりました。 「西日本新聞」に掲載されたものが主で、“・・・・・の町”というタイトルで、湯布院が綴られているようです。ゆっくり読んでみようと思います。

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