「穂の国森林祭」エンジン01文化戦略会議
2月25日から27日までの三日間、わが町豊橋で「穂の国森林祭」エンジン01文化戦略会議が開催されました。 さて、自己紹介の方ですが、まずはフォルム会場の講師を紹介します。 ■高野孟氏 インサイダー編集長。テレビ朝日「サンデー・プロジェクト」に出演中。スーパーヴァイザーとして日本初のインディペンデントなインターネット上週刊誌「東京万華鏡」を開始。 早稲田大学客員教授「大隈塾」を担当。最近買った山林を開墾し、田舎暮しを計画中。 ■竹村真一氏 生命科学や地球環境論を踏まえた新たな人間学を提唱する一方、インターネット社会の可能性を開拓する数々のプロジェクトを仕掛ける。 「触れる地球」、「どこでも博物館」、「100万人のキャンドルナイト」などをプロデュース。「愛・地球博」では、グローバル・コミュニケーションのさまざまな実験を行う。(竹村健一氏のご子息) ■佃一可氏 73年、茶道一茶菴14世を継承。家業の茶道を基に、分業専業した諸幻術・伝統工芸部門の再融合を求めて幅広い運動を提唱し、団体創立・運営に携る。 ■亀井眞樹氏 専門は神経内科・漢方。大学在学中に総合医療を見据えた代々木公園診療所を開設。全く新しい視座で再構築した漢方医学が全国の医師の熱い支持を集める。 現在、次の時代の夜明を告げる「學藝院有機複合体機構」の構想を提案し、開設の準備が進んでいる。 ■河口洋一郎氏 世界的CGアーティストとして活躍。「グロース・モデル」という独自のアート世界を確立。第百回ベネチアビエンナーレ'95 日本代表作に選ばれる。 ■森川展男氏 近畿大学産業理工学部教授。84年米国ユニオン大学大学院より、Ph.D取得。おもな著書に『現代文明論講義Ⅰー現送としての平和』など。 とまぁ、すごい肩書揃いの講師陣です。 参加者の方も、愛・地球博の通訳でも活躍される、名古屋から参加のの母娘。 ジャズメンとしての趣味を持っているお医者さんお二人。稲沢からいらしたご夫婦。高野孟氏ファンの女性陣。 私もお世話になっている製紙卸問屋の三代目。お名前は聞き逃してしまいましたが、 「トイレ掃除に夢中です。子供たちとがトイレ掃除をする前と後では、表情が違う。」という方の自己紹介も面白いものでした。 佃一可氏のご配慮で、小さな杯に淹れられたお煎茶が運ばれました。低めの温度で淹れたお煎茶は、とってもまろやかで味わいが深く、 どうしたら美味しく淹れられるのだろうかを聞いてみたかったのですが、聞きそびれてしまいました。 今年の干支の絵馬も 佃一可氏のお手製コースターで、会場の参加者に配られたもの。 茶室を建てられた折、茶会の案内と記念品を、現在豊橋在住のグラフィックデザイナー・岡康正さんに依頼されたそうです。 それぞれの島に分散した講師を交えての懇親会が始り、私たち真中のテーブルには、佃一可氏と竹村真一氏がご一緒でした。 ただ、交流会といっても、すぐに会話が弾むでなく、オープンカレッジで饒舌だった方も私たちも少々固くなり、「伝統と現代・・・」という話題は途切れがち。 そこへ、バイオリンとギターを抱えたニコライとノコラス、その後TOMIYASUさんとKURAちゃんの流し登場! “間”を埋め、場の空気をほぐしてくれた芸人たちでした。 ■ お向いの会場は、『晒柿』のお店紹介でも登場の、kitchen 味菜さんで、「後でおじゃましちゃいましょ」と話してたところへ、 「ダイエット」という言葉が耳に飛びこんできました。 「サンデー・プロジェクト」のために、早めに帰られた高野孟氏に代って、隣のテーブルについた亀井眞樹氏が、熱っぽく語っている最中で、 これは聴き捨てならないと、やまさきさんとご一緒にテーブルを移動しました。 よくよく聞くと、「ダイエットと癌患者に共通するものがある」といったような内容で、癌患者の中には、自然に治癒していく人のタイプがある。 そのひとつは、病気を受け入れるというか、まるで大病という意識がなく、楽観的に付き合っている人たち。 手術の日が決っていたけれど、事前の検査で癌が消滅していたり、病巣が薄くなって手術の必要がなくなっている。 これとは逆に、“頑張る”という意識、頑張って治療を受けるとか、頑張ってダイエットするというのは、却ってマイナスの要因ではないか・・・という話に、熱心に頷く女性がいました。 病院によっての診断の違いに戸惑いを感じながらも、手術後は生活そのものを見直して前向きに暮しているとお話されていました。 ふたつ目は体温が高いこと。そして、睡眠も大切である。 寝室に遮光性カーテンをしたり、北向きの部屋は避ける。つまり、太陽光が入ることが大切で、人は日の出と共に体が目覚める。 この時に体の中で、いろんなものが分泌されるので、太陽光をカットしない方が良い。就寝も、12時を過ぎない方がよく、7時間の睡眠がベター。 ここまで聞いて、寝室に遮光カーテンを薦めてきた私は、目から鱗。夜勤のあるお宅はともかく、考えを改めないといけませんし、 12時過ぎの就寝も改めなくては。 末端の血管を開く・・・例えばウォーキングを15分くらいすると、末端の血管が開いてくる。手を心臓よりも少し低い高さにかざすと、じわっとしてくるのが分る。 血管が開いた状態で、もう15分くらい続けるのがよい。 食物には体を冷やす食べ物と温めるものとがあり、その人の体質に合ったものを摂るのがいい。自分がどちらの体質化を知るには、 冬場に寒い思いをして家に帰ってきたとき、それでも冷たいものが受けいれられる人は冷やす食物(土の上に出来るものが多い)を、そうでない人は温める食物(土の中に出来るもの)が中心の食生活をすると良いそうです。 さて、ダイエットに戻り、ダイエットをするからといって、食べないのはいけない。 普通に食事をしていて、お腹がすいたら食べる。お腹が満たされたら、そこでやめる。 家の中は電気配線が張り巡らされているが、一日のうちで一番長い時間を留まる寝室ゆえに、頭の所に電気配線があるのは、 電磁波の影響を受けるので、よろしくない。マンションなど、配線を避けるのは難しいかもしれないが、いずれ遮断シートやそれに変るものが出てくるであろう。 この話は以前のセミナーで聞いていて、その時は真剣に対策を講じたものでしたが、「喉もと過ぎれば」で、すっかり忘れていた電磁波でした。 目の前のグラスの水を飲みたくなって手を伸ばし、口まで運ぶ動作は、数多くの指令が出ている、というお話から、 太極拳の流れと、歌舞伎で見せる女形の所作など、興味深い話が、どこまでも続きます。 参加者の、迷っていることや疑問に思うことなどに答える、亀井氏の分りやすく歯切れよいお話に耳を傾ける私たちは、すっかりセミナー状態でした。 宴もたけなわの夜楽は、あっという間に2時間半が過ぎて、お開きです。 「エンジン01文化戦略会議はひとつの出会いであり、これで終りではなく、また機会があったら、ぜひお会いしましょう」と、締めの言葉は亀井氏でした。 お言葉どおり、ぜひとも再開したいものです。 |