TALK-TALK タイトル
「私の自転車」

駅の駐輪場に置いた自転車が、その日の夜の帰りに無くなっていました。
見落としたのかもしれないと、何度も確認しましたが、やっぱりないのです。
翌朝月曜日も、散歩しながら見に行きました。
早い時間だから、自転車置き場もまばらで探しやすかったのですが、それでもない。
やっぱり盗まれてしまった・・・

夜になってから、ひと駅先の交番へ、盗難届けを出しました。
「駅員さんに確認しましたか?」と、おまわりさん。
「えっ?」と、怪訝な顔で言う私に、
「通路でじゃまだったり、置き場が混みあってたり、放置されてるようなのは片付けるんですよ」と。
取り合えず盗難届けを受理してくれたので、翌日火曜日に出かけたとき、電車を乗りついでに駅員さんに聞いてみました。
9時過ぎから、いつも自転車を整理している人にも聞いてみたのですが、道を挟んだ反対側の自転車置き場に無ければ、盗まれたんでしょうとの返事でした。
どっちの置き場も、目を皿のようにして見ましたから、盗まれたに違いありません。
それでも、帰りの電車を降りた時、私の自転車を探しました。

息子が買ってくれた自転車には、保険がかけてあったので、3日目の水曜日に自転車屋さんで手続きをしました。
歩くでは遠い自転車屋さんなので、息子の車を借りに行くついでに、また駅の自転車置き場をチェック。 籠を取り外したママチャリは、すぐ分かるはずです。

どこかに放置されているかもしれないと、木・金の朝は、散歩がてらに、生垣や畑、集合住宅、アパートなどの周辺を探してみました。
そして、いいかげん諦めた一昨日の土曜日、友人との待ち合わせで駅へ行く道すがら、混みあった自転車置き場のど真ん中に、私の自転車が!
籠を外したバランスの悪い自転車は、どんなに詰んでいても、やっぱり分りました。

そのまま電車に乗ると、また無くなっていそうなので、電車を1本遅らせて連れ帰りました。
自転車が見つかったことを、自転車屋さんと警察に連絡して、一件落着。