ほんとうに必要なものは (2010.12.11)
一ヶ月ほど前に、瞬間湯沸器が壊れてしまいました。
以前なら、修理するか取り替えるか判断(丸っと10年使用)するのを、
今回は、“湯沸器って無いと困るんだろうか? 水の冷たさはゴム手袋で解消できるし、
器の油汚れはキッチンペーパーで拭いてから洗い、ストーブの季節になればヤカンのお湯が使えるんだし・・・”てなことで、
ひと冬無しで通すことにしました。
洗い上げの時に使っていた習慣で、まだ湯沸器の押しボタンへ手が行くこともありますが、あんがい無くてもいい道具の一つかもしれません。
ふと、私が子供だった頃、ガス器具はもちろん、電灯以外の電気製品と呼べるものは、ひとつも無かったのを想いだしました。
昭和30年代初めは、テレビのある家が珍しかった時代で、貧しい家庭だったから当然でもあります。
小学4年頃から家事を手伝い、食事の支度は七輪で火を起こすところからでしたし、洗濯はタライと洗濯板で、冬は手が弾かんでしまい、しっかり絞るのが大変だったのを記憶しています。
いまどきのようにサッシではないから建具の気密性など無く、厚着と火鉢と早寝で寒さを凌ぎ、
朝は湯たんぽのお湯で顔を洗ったりしました。
そうしてみると、いま我が家にある電化製品が壊れて修理不可能になった場合、無ければないで過ごせるのかもしれないと、家の中を見回してみました。
洗濯機は不可欠。
猫が同居の間は掃除機も。
(ゴミパックを見ると猫の毛がほとんど。ミーレの頑丈さがありがたい)
クーラーがない代わりに扇風機は手放せない。(クラシックタイプは単純で頑丈)
CDは聴いてたいなぁ。
壊れそうにない電動ミルは使い続けたい道具。いざとなれば手挽きのミルもあり。
冷蔵庫は不可欠そうに見えるけど、我が家の食生活からして無くて済むかも。
ヘアドライヤーは最近使わないし、精米機も無くたって困らないかな。
我が家の家庭電化製品はこのくらいですが、接している時間の長いパソコンが壊れたら・・・
そうなんです。もし壊れたらどうしようって真剣に考えました。
もう買い換える余裕はないし、すでに息子のお下がりを使わせてもらってる身分です。
ハードディスクの交換で済むうちはいいのですが、万が一壊れたらHP管理が出来なくなるので、晒柿はともかく、
他のサイトのサポートが出来なくなることへの対策を、徐々にしていかねばと思いました。
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