TALK-TALK タイトル

「観る」と「見える」

20代の頃から、右目0.2、左目0.3 の近眼でした。
両眼を平等に使ってるつもりでも、きっと効き目でもある右目の方が、ストレスを受けやすかったんでしょうね。

50代半ばに、効き目でファインダー(CONTAX RTS 時代)を覗いたとき、ピントが合わせづらくなったので、 眼鏡屋さんで検眼したら、「乱視がある右目のレンズを、少し弱くして乱視対応のレンズに」と言われ、そのようにしてもらいました。
替えてもらっても、さして変化がなかったものの、その後デジカメになって不便を感じず、必要なときにだけメガネを掛けています。

先日、飛蚊症で眼科を受診した時の検査では、視力が右目0.3,左目0.2 と逆転していました。しかも、両眼とも乱視混じりとか。(裸眼とメガネ装着で検査)
当然メガメが合わなくなっているし、「見えない状態で生活するのはよろしくないから、視力に合った眼鏡を」と推められました。
もっともなアドバイスでしたが、夕方以降の車の運転(さすがに暗いと輪郭がはっきりしないので)や、知らない土地での走行(標識を観るため)以外に、 ほとんど出番がないので、新調は見送りました。
そんなこともあって、「観る」と「見える」ことの違いを考えるようになりました。

視力検査は、たいてい輪の一箇所が切れたランドルト環を、離れた距離(受診した眼科は3m)から判定するもので、 順に小さくなっていく輪の切れ目が、変わった瞬間は分からなくても、注視すると少しは観えるようになります。
それでも多少ボヤけて、「右かな?」とか、「左だと思う・・・」と答えながら(右左を言い間違えることも ^_^; )、どこでギブアップしようかなぁと迷うのが常々です。
左右公平に回答したかどうかも怪しいのに、あいまいな自己申告で、1.2 まで観えるように作ってもらったメガネでも、 日常生活でシビアに左目だ右目だということもないから、問題ないのでしょう。
パソコンの画面に表示した「テキスト」の文字で、裸眼視力を確かめてみると、近い距離では右目の方が観え、 70センチを過ぎたところから右目が霞みますが、文字の色が薄くなってコントラストが弱くなる(乱視)のも、識別に関わっているようです。


一昨日の午後、寝っ転がって本を読みながら、いつのまにか寝てしまい、起きたら右目が酷くボヤけるようになってしまいました。
本を持っていたはずの手を、右目が受け止め、圧迫してたようで、すぐに治ると思ってたのに、2時間余り経ってもボヤけたままでした。
顔についた寝跡が、いつまでたっても元通りにならないのと同じだったのですが、心配になり、両手を丸めて気を集め、右目を覆って“手当て”をしました。
それを3回したのが効いたのか、それとも時間なことだったのかもしれませんが、焦点が合うようになってホッとしました。
近視+乱視+老眼+飛蚊症でも、いま見えることに感謝しつつ、老うがままに・・・(2011.8.30)

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