タイトル

黒い器 (2004.4.13)

以前から欲しいと思っていた三谷龍二さんの「黒い器」を、瑞浪芸術館の作品展でやっと手に入れました。 鉢の裏底の窪みが高台になっていて、とても持ちやすいのです。ふたつ並んだ鉢の持った具合が微妙に違うので、何度も持ち替えながら、手に合う方を選びました。
さっそく、その日の夕餉から食卓に登場。まずは人参の金平、次の朝はサラダを、手こね寿司、大根と人参の煮びたし、時にはチョコレートを入れたり、たっぷりの豚汁。 つまり、なんでも「黒い器」でいただきます。「グリーンピースのスープがきれいだろうな」とか「茶碗蒸の黄色も」(蒸し物は無理ね)なぁんて、盛りつけを考えながらの献立が楽しみになりました。
たっぷりの大きさなのに、陶器と違って軽いのが嬉しい。そして、いつものお惣菜が、なんだかよそいきっぽく上等に見えるから、これまた嬉しい。
つくり手のみえる器は、ぬくもりも違ってくるようで、愛着もひとしおです。




縁が薄いためか、数年後にヒビが数か所入ってしまったので、アトリエ創作室の中西さんに上から2センチほどカットしていただきました。(2013年春)
今までのように麺鉢としては無理でも、大椀もしくは小丼的に使うことが出来るようになりました。