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野村亜矢さんの炊飯土鍋と器たち (2014.3.14)


昨年の秋、『花と器・野むら』の野村亜矢さんに、炊飯用土鍋を注文しておきました。
二合炊きの大きさで、普通の土鍋よりも縁を高くしていただくのと、蓋に穴は入らないことを伝えました。
年が明け、出来上がったとの連絡をいただいてから2か月近く経って、やっと受け取りに行きました。
いくつか並べていただいたデザインの中から、蓋にも黒い釉薬が掛かった、楕円のつまみの土鍋を選びました。


 

今まで使っていた炊飯土鍋は、使い初めのお粥を炊いたときに蓋を取ろうとしたら、素手では持てないほどにつまみが熱く、 思わず手を離したときの蓋の重みで欠けてしまいました。
その後も、ちょっとしたことでかけてしまうこと度々で、土のもろさが難点の土鍋でした。
おまけに土鍋の底に大きなクラックが入っていて、いつか真っ二つに割れてしまうのではないかとヒヤヒヤの日々。 そんなわけで、我が家のキッチンに、亜矢さんの炊飯土鍋が仲間入りです。

 

使い初めのお粥を炊いて、今日は初めての炊飯です。
7分づき米に雑穀を混ぜて20分浸したあと、土鍋の淵から炎が出ない程度の火加減で、 ブクブクしだしたら、いつもは弱火で8分のところを、すぐに火を止めてみました。
この炊き方は初めてだったのですが、今まで使ってた土鍋より、 亜矢さんの土鍋の方が約1.5倍の重さ(厚いということ)だったので、試しにやってみました。
火を止めても、しばらくブクブクしていました。
15分では短いかなぁと思ったけど、ちゃんと炊けていました。
ご飯なら4号は炊けそうな鈴木史子さんの土鍋もだけど、亜矢さんの土鍋も、つまみは素手でも持てる熱さなのが嬉しく、使い勝手良さにもなっています。



以前購入したカップと、いただきもののプレートを撮りました。
遊びのあるデザインと色使いが気に入っています。
大らかなのに、とても丁寧なつくり・・・
亜矢さんの人柄が滲み出ているようです。