2階はワンルームのLDK。扉材に桜を使ったキッチンは、大きな把手と使いやすいデザインで、既製のシステムのものにはない温もりと、個々の暮しに合ったオリジナルキッチンを提案しています。 ゆったりしたダイニングテーブルの廻りには、HANS J WEGNER の“Y・チェア”はじめ、OMソーラーの創始者・奥村昭雄氏の“ハンペンチェア”、“フォールディングチェア”、“ミルキースツール”など、 名作の椅子が並んで、「どの椅子に座ろうか」という楽しみを味わえます。 また読書コーナーの“たためる椅子”(写真右上の赤茶の椅子)は、八ヶ岳高原音楽堂で使用されていた折畳みの椅子を、吉村順三氏、中村好文氏、丸谷芳正氏の共同ワークで改良されたもので、畳んだ時にも美しいフォルムの椅子です。 その傍らに、柳宗里の“バタフライスツール”、よくよく見ると、フランク・ロイド・ライトのスタンドがさりげなく置かれ、イサム・ノグチなどの名作ランプも数多くあって、 いいものに囲まれて暮す醍醐味を体感できる空間はまた、“名作の美術館”です。 建物全体のプロポーションと色使い、階段の手すりや壁面収納、化粧室など、ディテールの意匠性と機能美に、設計陣のレベルの高さ、丁寧な手仕事ぶりが見て取れました。 見る、触れる、住むことを学ぶ。 『OMエコショップ イトコー』では、ただ単に“顧客の拡大”という発想でなく、地球環境や人にやさしい暮しを見据えた地域への情報発信と、ネットワークづくりへの試み、 住いや暮しをテーマに、ワークショップも開催しています。 興味を持たれた方、さっそく行ってみたいという方、エコショップの詳細は、イトコーのサイトでご覧下さい。 |