「博士の愛した数式」は、第一回本屋大賞(本屋さんが選出)を受賞した小川洋子さんの原作を、小泉堯史監督が映画化したもので、
寺尾聡さんゲストのラジオトーク番組で、映画製作にまつわる話を聞き、昨年から上映を心待ちにしていました。
事故のせいで記憶が80分しかもたない博士と、その世話を依頼された家政婦、博士からルートと名付けられた息子との交流を描いた映画は、
「君の靴のサイズはいくつかね?」という問いから始り、
「4の階乗」とか「素数」「友愛数」といった、数字や数式に秘められた話に、まるで一緒に授業を受けているような楽しさがあり、
数字が大の苦手な私でさえも、きっと数学好きになったに違いないと思うほどに惹き込まれました。
また、ストーリーの背景にある建築やインテリアも映画の楽しみのひとつで、こと今回は未亡人役の浅丘ルリ子さんが着ていた着物も興味深く、
役柄ゆえに藍・銀鼠・薄茶・柿渋色などの無地紬と渋い帯や、帯締め、帯留めのセンスも心に残りました。
博士が愛したものは、数式と子供。「真実は目に見えない。心で観なくては」という言葉や、ストーリーを通しての優しさ、慈しみ、愛情に触れ、
静かな感動が、いつまでもリフレインしています。
音楽も美しく、小川洋子さんの原作にも興味が湧きましたし、私にとっての永久保存版映画のひとつになりました。
ヒューマンドラマ的な映画が好きなものですから、涙もろい私は家で観る派です。映画館に行くのは一年に一度あるかないかで、思えば映画館へは「千と千尋の神隠し」以来でした。
久しぶりに朝一番の上映に行くと、20分前だというのに大勢の人がフロアを埋め尽くしていたのには、びっくり。考えたら、朝一番の上映は半額(最後も)ですし、
休日ということもあって、家族連れやカップルが多かったわけです。
ぎりぎりの時間にやっとチケットが買えて会場へ行くと、「博士の愛した数式」は、半分くらいの入りで、最後部席に座りました。
これから上映される映画のダイジェスト版 「南極物語」に、早くも涙・・・。動物ものは、つい涙腺が弱くなります。(続きは明日)
めずらしく映画を観に行く予定をしていたのに、ずるずると遅くなってしまい、夕方もパソコンの前に座ったら、
つい時間を忘れ、上映時間間近になって「さぁ!」と腰を上げかけたところへ、「岡崎まで出たついでに」と長男が寄りました。
せっかく来たのだからと、「人参とワカメのちぢみ」を作って晩御飯代りに。結局映画を観ずに終ってしまいました。
それでも観たい映画「博士の愛した数式」は、今日までの短い上映なので、朝一番のに行ってきます。
バルコニーのコンテナで育てているスナックエンドウが、食べ頃になりました。さっと湯がいて、そのまま食べてみたら、パシッとした食感とともにも甘味もあって美味しかったこと。
たった6株しか植えなかったのが惜しまれます。
昨夜の食事会の宿泊先から、そのまま打合わせや歯医者さんへの直行で、家を丸一日半留守にして帰還すると、待ちうけていたものは・・・
“鬼の居ぬまに”とばかり、押入に侵入されてクッチャクチャ!
押入の前に高さ60センチのバリケードを立てているし、床から前足を伸ばして開けるには、かなりの力が必要なくらいに仕掛けをしてあったのですが、
いままでもHANAが、そのバリケードの上に乗っているのを見たことがあり、たぶん、みんなを代表して、こじ開けたに違いありません。そして、「開かずの間」に揃っての侵入。
やれやれ、その後片付けに、しばし時間を取られそうです。
先日整理した雑誌を、処分する前にもう一度目を通して、残しておきたい頁を切り取り、紐でくくりました。
それを積み上げたら約1メートルにもなり、昨日の“ごみの日”に捨てる予定が、持ち出す時間が無くて、来週まで待機です。
ところが、本にも縁というのもがあるのかどうか、コインランドリーの待合に古雑誌を置いてもらうことになったのです。
捨てることに、ちょっぴり後ろめたい気持があったので、ほっとしました。
1月後半は、なにかと行事が多く、今夜は予定していたINAXのセミナーを変更して、宿泊付きの食事会に同僚たちと参加です。
闘病生活がひと段落の友人とも逢う予定でしたが、この季節は大事を取るとのことなので、逢えないのは残念ですが、それでも女性5人の賑やかな食事会になりそうです。
明日の休日は、宿泊先から打合わせに入り、歯医者さんへもということで、猫たちの顔を見るのは午後になるので、幼子を残した母親の心境です。(笑)
街中のカフェ「ぶる珈琲店」の写真が出来上ってきたので、しばらく写真を眺めて構成を練り、スキャンと編集に入ります。首をながーくしてお待ちくださいね。
先日参加したセミナーのレポートをWordで書いていたら、停電になってしまいました。
冬場になってから、事務所全体の使用量が増えるのか、ちょくちょく電源が飛んでしまうのです。
つい先日も3Dソフトでパースを登録したとたん停電になり、
二度とやりたくないと思うほどに、外壁の分割に手間取った物件だったので、うろたえてしまいました。
このソフトは、途中でデーターを保存すると分割したものが初期化するので、
パースを完成させてから保存と思っていただけに、また最初からやり直しかと思うと、どっと疲れてしまいました。
それでも念のため、元データーを調べたら、CADのようにバックアップされていたことが判り、ことなきを得ましたが、
今回のレポートは、苦し紛れにWordでまとめ、プリン寸前まで書き上げたところでの停電だったので、ショックが大きく、再び書く気力も沸きあがらずに放置していました。
それでも後日気を取り直して、初めから書き直そうとWordを立ち上げたら、保存してなかったあの原稿が、なんと「修復されました」というメッセージ付きで表示されたのです!
もうこれにはびっくりするやら、嬉しいやらで、試しに家のPCで同じことをしてみたら、原稿は消滅していました。
会社のOSは WindowsXP、自宅は Windows2000。その違いなのでしょうか。そういえば、外部スタイルシートとして使っているCSSファイルのソースを変更する場合、
WindowsXPはソースが表示されるのに、Windows2000だと拡張子をtxt に変更しなければならず、OSによる違いを今更ながら発見です。
昨日の新年会、てっきり昼間だと思って昨年末に申し込んだら、昼ではなく夜だってことに気が付いたのが、案内状を見た今朝のこと。
相変わらず、詰めの甘い share-gaki です。(汗)
家から2時間近くもかかるので、夜ならパスだったのに、ドタキャンするわけにもいかず、午後4時半に家を出て岡崎まで高速を使い、そのあとは国道を走って会場へ。
じつは着物がらみの会だったので、当然着物を着ての参加で、ちょっと場違いだったかなぁと思いながらも、しっかりご馳走になって早めにおいとましました。
優柔不断さと詰めの甘さを反省しつつ、帰りは高速道路並のバイパスを突っ走って、1時間ちょっと到着。
「冬は、家がいちばん」と、ストーブの前で、猫とゴロ寝です。
どういうわけか今週は、あと二つも集りがあります。
「コニカミノルタ」がカメラ・フィルム業務から撤退したというニュースに、
ミノルタカメラ(という名称だった)で新社会人となり、会社の中で青春時代を謳歌した何十年も前のことが、つい昨日のことのように思い出されました。
かつての工場は何年も前に宅地化され、当事を偲ぶ面影すらありませんし、点在していた工場群も縮小で、生産はそのころから事務機器のみ。
青春の故郷を失ったような一抹の淋しさと、揺るぎないと思われていたものでも失われてゆく、時代の大きなうねりというものを感じました。
かく言う私も、一眼レフのコンタックスRTS がきっかけで開設した「晒柿」だけれど、週末菜園をリアルタイムに記録するために買ったデジカメが、今や主流となり、
コンタックスRTS は、お店や建物の紹介など、まとめ撮りする時しか使わなくなりました。
現像を出していた所が閉店したのも大きな理由ですが、デジカメを使ってるうちに、それなりの良さと面白さが分り出したからでもあります。
それでも、ここぞ!という時、フィルムで撮りたい気持は変らないけれど、ふと、そのフィルムも、やがてはレコード針のように、マニアのための存在になって、
入手しづらくなる時代が来るのかもしれないと思いました。
ジュスカグランペールのライブ、昨年のアイリッシュな感じとは様相が変り、ダイナミックで美しい旋律に引き込まれ、いつもならエンディング後半での拍手が、
最後の音の余韻が切れるのを待っての拍手に、ライブというよりはアカデミックな雰囲気に包まれたコンサートでした。
もちろんジュスカらしい曲もあり、ギターとバイオリンの華麗なるテクニックとハーモニーをたっぷり満喫してきました。
京都を中心に活躍のお二人に、今後もこちらへ足を延ばしてもらいたいものです。

またまた教えていただいた、すてきなカフェ! オープンしてまだ半年ほどといいますから、“知る人ぞ知る”かもしれません。
街中ということもあって、さっそく昼休みに行ってきましたが、
very good!
来週にもコンタックスRTS をひっさげて行ってきますので、どうぞお楽しみに。
今朝は雨で、6時半でも薄暗く大寒とともに寒波襲来で人も猫も植物も、みーんな寒さに固まってしまいそう。お休みだったら、ストーブにかじりついてるのだけれど、今日は仕事。
そして、今夜はフォノンカフェで、TOMIYASUさん企画・ジュスカグランペールの新譜CD記念ライブです。
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2006/1/20(金)
2月末に再開するギャラリーへ赴きました。作家さんをお引き会わせするための、久しぶりの訪問です。
囲炉裏の文武九茶釜(ぶんぶくちゃがま)がいい雰囲気で、灰に描かれた文様に誘われて、ショット!
暖かな日差しが縁側から伸び、囲炉裏を挟んでの会話も弾んで、いい方向に進んだようです。
オープニングの企画展に向けての準備も順調のようで、今から楽しみです。
生ごみ処理機「リサイクラー」の中間報告です。
外部に電源が無いので、取り合えず部屋の中に置いていますが、使い始めの2週間は、生ごみを通常の半分くらいだけ投入とのことで、
前日に乾燥させておいた野菜くずを毎日入れて3日目、里芋と蕪の皮は、厚いせいか分解が遅いようです。
気温30℃くらいが、いちばん効率良いそうで、
心配した臭いは、ほとんど無く、しいて言えば音が気になるくらい。これもバルコニーへ置けば解消でしょう。
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2006/1/19(木)
午後からのセミナーに、同僚と参加しました。
コーディネーター向けの講演だからと勧められたのですが、それは二部からで、
一部の内容は担当外ということもあって、集中力ゼロ。住宅性能評価とか住宅ローンの資料説明が頭の上を素通りし、会場の暖房にも後押しされて、瞬く間に睡魔が・・・。
一時間半もの間、夢と現実の間を行ったり来たりで、休憩時間に、やっとレム睡眠から解放されました。
二部の講師は、「TVチャンピオン」で栄光の座に輝いた経験のある江口惠津子さんで、リフォーム施工事例をプロジェクターで映し出しながらのお話は、大変興味深いものでした。
こうした講演は聞く機会が多く、どなたもプレゼン上手のお話上手で、聞くものの関心を逸らせませんし、いい刺激をいただいています。
今回は内容の濃さの割に時間が少なかったからか、速い転回にメモを取るのがやっとでしたが、
メリハリの効いた事例を見聞きしながら、職業人としての自分と、完成度の高さから遠ざかりたいと思うようになった自分とが、ディスカッションしていました。
さてさて、長いセミナーの後は珈琲ブレイクで、ほっと一息。
いつぞやのケーキ面会謝絶も解けて、疲れた脳みそに、糖分をたっぷり補給しました。
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2006/1/18(水)
しばらくお休みしていたギャラリーさんから、お電話をいただきました。「晒柿」でも紹介している作家さんについてのお問合わせで、
ギャラリーを再開するにあたり、「ぜひともその方の作品を」とのことで、作家さんとお引合わせすることになりました。
その段取りがついたばかりの次の日、今度は、某出版社の方から、またまた豊橋の作家さんの取材依頼の件で、メールをいただきました。
すぐに連絡して、直接作家さんとお話していただき、トントンと取材が決ったようです。
どちらも自分のことのように嬉しくて、ギャラリーさんの方は、オープニングに取材させていただきますし、雑誌社から本がでましたら、みなさんにもご紹介しますね。
そんなやこんなで、新しい展開続きの年になりそうです。
花ものを育てるのが苦手な私だけに、二年目を迎えたシュスランが蕾をつけたことが嬉しくて、花が咲いたらと思っていたけど、待ちきれずに撮りました。
「水のやり過ぎはいけないけど乾燥もダメ。半日陰か日陰で育てましょ」に、ずーっと日の当る場所に置いていたので、ドキリ。
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2006/1/17(火)
3Dソフトで先週の続きのパースを書いていたら、目が痛くて仕方ないのです。昼休みに目薬を買ってさしてみたけど、どうやら目が乾燥しているのではなく、筋肉痛?
木造住宅と鉄骨造の店舗を繋げたプランで、敷地と車や植栽を入れたり、室内の家具を配置したり。最後の仕上げは、4種類のデザイン張りの外壁で、
面を分割して色付する細かい作業に目の痛みが納まらず、夕方にはもうギブアップしました。
家でまた、こうしてパソコンの画面を見ていても何とも無いのに、仕事の時は目に力が入ってしまうようです。
息子たちがプレゼントしてくれることになったというので、早々に注文しておいた生ごみ処理機が入荷しました。
量販店の人に、箱からだして車に積んでもらったまではいいけれど、家に着いて降ろそうと思ったら、重い!
ぎっくり腰にならぬよう、気合を入れて運びましたが、思ったよりも大きくて、45リットルのごみ箱くらいもありました。
使った感想や成りゆきなど、ゆくゆくご紹介しますね。
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2006/1/16(月)
野菜のヘタや根っこが捨てられず、水を張った器に入れてキッチンガーデンしています。
暑い季節は、すぐに腐ってしまった野菜も今は持つし、けっこう伸びるので、ちょっとした薬味に、天盛りのあしらいに、インテリアグリーンにと楽しんでいます。
これはセリ。もともと水耕栽培で、さして成育環境が変らないからか、よく伸びて、しかも自由気ままにアートしてます。
猫たちのサラダにもなればと、セリも蕪も人参も流し台の近くに置いているのに、なぜか食べないから不思議。おいしくないのかなぁ。私は大好きなのに。
元気良く蔓を伸ばし始めたコンテナのスナックエンドウ用に、柵を買ってきました。
枝を井桁のように組んで釘で止めただけのもので、去年使ったナイロン紐のネットよりも見た目がいいし、これなら次の年も使えそうです。
バルコニーの手摺までの高さしかないけど、それ以上伸びたら、折り返してもらいましょ。
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2006/1/15(日)
昨日は3月半ばの陽気だったそうですね。雨が時折激しく降り、風もあったのに、ストーブいらずの暖かい一日でした。
雨の休日は篭るに限ります。そして、私にとっては掃除日和でもあり、前からやりたいと思っていた“いらないもの”の整理に打ってつけの日!とばかりに、
押入、箪笥の中、カップボード、雑誌など、総ざらえしました。
収納に困るほどモノがあるから整理ではなく、いろんなことを少しづつデクレッシェンドしていきたいのです。
そう言いながら、またお気に入りのものを見つけてしまうかもしれません(笑)。
いつかネットでガレージセールもしようと思っています。
さぁ、掃除の続きです。年末にもやったけど、バルコニーの掃除とメダカ鉢や植物の手入れ、ガスコンロと流し台下、珈琲ミル、密閉式の瓶も、
きれいに洗ってピッカピカに磨いて・・・あぁ、私って掃除が好きなんだと再認識しました。
井筒屋珈琲店マスターの、『IZUTSUYA Coffee&Photo brake』を更新しました。どうぞお楽しみください。
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2006/1/14(土)
茶トラのチビが、2.3日まえから風邪をひいたらしく、定位置のパソコン脇にきて、ブシューン!・・・チビのくしゃみで、ディスプレイが一面水玉模様になってしまいました。
あっちでもブシューン、こっちでもブシューんと鼻水を撒き散らすのですが、人間のように鼻水をチーンとかむわけにもいかず、私が時々ティッシュ拭くので、赤鼻のチビです。
夜は湯たんぽの上の掛け布団に陣取って寝てるから、理想的な頭寒足熱なはずが、猫にも体調ってものがあるんでしょうか。
かく言う私も、ここ数日遅くまで起きてたからか、はたまたチビの鼻水を頂戴したか、昨日から鼻がぐずぐずです。こんな時はビタミンC! たっぷり摂ってたっぷり寝ました。
久しぶりに雨の休日、totteさんに教えていただいた 「安保徹の食べる免疫力」という本から、ちょっと前に作って、その食感に嵌った(何でも嵌るshare-daki)“わかめにチヂミ”を、朝食に作りました。
作り方は、いたって簡単。
薄力粉50g、水、塩・・・このへんの分量私は適当・・・と卵1個を溶いて、戻した乾燥わかめのザク切りと人参の細切り、長ねぎのみじん切りを混ぜ、胡麻油を熱したフライパンに平らに延ばす。
両面こんがり焼き上げて、一口に切り、たれ(長ねぎのみじん切り、醤油大匙1、砂糖大匙1/2、胡麻油小匙1、刻み唐辛子)をつけていただくというものです。
私は、塩とたれを使わずに醤油を生地に混ぜ、煎り胡麻も振り入れて焼きました。
わかめがたっぷり食べられるのと、人参との食感が絶妙です。冷蔵庫の中を覗いて、あったらお試しを。
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2006/1/13(金)
パソコンなしでは仕事が始らない時代になり、手で描いていたパースも、数年前から3Dソフトが導入されたおかげで、
パースを描けなくても手軽にプレゼンできるようになったし、一旦入力してしまえば着せ替えが簡単にできるので、便利になりました。
外観パースが苦手だった私も、ずい分助かっています。
マニュアルにない裏技を見つけたときは拍手モノで、このパースでいうと、屋根から突き出た壁を表示させるのに、無い知恵を絞って2日目に出来た時は、
ほんとうに嬉しかったし、外壁にランダムに貼ったタイルも緻密な作業で、こういうときの集中力は、HP作りとも繋がっています。
実は、このパースを表示させたとたん、ソフトのシステムエラーになってしまい、強制終了するのではと冷汗ものでした。
3Dソフトは、年々改良されてバージョンアップ版が配布されるので、前ほどに強制終了がなくなったものの、時代に沿った部品が追いついてない状態で、車も今ひとつ。
この建物だったら、ニュービートルを置きたかったなぁと思いつつ、アウディのオープンカーを入れました。分るかなぁ・・・
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2006/1/12(木)
「鏡開きの朝、さぁ鏡餅をと床の間を見ると、お餅が無い。他にお供えしたのも無い。また今年もやられてしまった」・・・
昨日の朝、出勤途中のカーラジオで聞いた話です。今時お餅を盗むなんて、変ったドロボーねぇと思って聞いていたら、犯人はネズミなんてすって!
「まぁまぁ、ネズミも正月なんだから。それにしてもあの大きな鏡餅を、どうやって運んだろう・・・」という締め括りに、思わず声を出して笑い、
ネズミとの共存を公認している家人のおおらかさに、「トトロの家」を思い出して、心がほっと和みました。
先日の「命の対話」でもおっしゃってましたが、優しさの連鎖で世界を包んでいけたら、どんなにいいことか。こういうお話を集めて、どんどん聞かせて欲しいものですね。
年末に依頼されたカフェのHPを、今週から作り始めています。一月中には開設の予定で、その後もうひとつあり、しばらくの間このコラムだけで「晒柿」の更新を凌いでいきます。
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2006/1/11(水)
心配してた通り、事務所の植物たちが長い休みで水切れ寸前。枇杷の葉に似た観葉植物は、日除け用に降ろしておいたロールスクリーンが上がっていて、
柔かい葉がチリチリに日焼けしてしまい、その葉を取り除いたら、我家のゴムの木状態です。
営業所でも、水切れで葉がしおれたそうですから、長い休日は、植物たちに辛い思いをさせてしまったようです。
ま、春になれば、また元気よく葉が繁るでしょうから、しばらく声を掛けながら世話をしていきましょ。
お正月が過ぎても、新年会やらなんやらで、胃が少々疲れ気味です。そんな時のひと椀にと、「うずみ粥」を作りました。
お茶のお稽古に行ってた頃、毎年初釜の席でいただいたもので、炊きたての御飯に、熱々の絹ごし豆腐とおろし大根、湯通ししたしらすに三つ葉を盛って、
昆布出汁の効いた味噌汁(自家製を使いましたが、西京味噌の方が美味しいかも)を張り、刻み海苔を乗せていただきます。
いつもは木綿豆腐党の私ですが、これだけは絹ごし豆腐の方が美味しいのです。
今回は刻み海苔を忘れてしまいましたが、煎り胡麻よりも刻み海苔の方が、彩りよく仕上ると思います。
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2006/1/10(火)
友人からいただいたケーキを食べおせないうちに、海外旅行から帰ってきた弟家族が、お正月の挨拶にとモンペリエのケーキとともにやってきました。
その日の午後、次男にヘルプの電話をして食べてもらっても、まだ残ったケーキを前に、実になるのは分散してもいっぺんにでも同じと開き直って、昨日のうちに平らげました。
しばらくケーキとは、面会謝絶です。(笑)
『蔵の中ギャラリー』の写真をアップしました。再度、どうぞ。
さぁ、いよいよ今日から仕事です。身も心も引き締めて、かかりましょ。
伝言版~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
里親募集中!
BBSでお話の出たネコちゃんの件ですが、室内で飼われていた2歳半の、かわいくて、とてもおとなしい
♀と♂のネコちゃんだそうです。(避妊手術済み、ワクチン済み)
里親になっていただける方、share-gaki もしくはランタナさんまでご連絡ください。
■
Mail:info@share-gaki.com ■
ランタナさんのHP
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2006/1/9(月)
昨日もちょっと書きましたが、青春時代はスキー三昧でした。
始めたばかりの頃は、まだバスツアーがなかったので、スキー場へは夜行列車で出かけたものです。
2シーズン目のお正月、会社のバレー部(メンバーほとんどがスキー部)でスキー教室に参加しました。場所は、豪雪地帯で知られる新潟の妙高高原燕温泉スキー場で、
新雪滑降を得意とするプロスキーヤーを生んだ旅館が宿舎でした。
夜行列車を降りてから、赤倉→関→燕とリフトを乗り継ぎ、最後のリフトから降りて、その先数百メートルの旅館へ辿り着くのに、一晩で腰まで積ってしまったという雪をかき分けて、なんと2時間近くも掛り、
朝からの開校式が昼食後になってしまいました。
赤倉で乗ったリフトでは、背負った大きなリュックに押されて新雪の中に落下したり、受講生みんなで新雪で覆われたゲレンデを踏み固めてる最中に、横へ転倒した私は、
スキーの板が上になって自力では起き上がれずに助けてもらったりの笑い話や、初日はプロスキーヤーに教えてもらった幸運と、講習後に膝を捻挫をしてしまい、
帰りの燕から関、赤倉まで、ゲレンデを一気に滑り降りる辛さも体験したことが、懐かしく思い出されました。
25年余りのスキー人生で豪雪地へ赴いたのは、この一回だけでしたが、スキーヤーの楽しみでもある雪が、今年のように豪雪続きだと、思わぬ災害を引き起すのですね。
雪降ろしで屋根から落ちたり、雪の重みで屋根そのものが落ちたり、屋根から落下した雪で亡くなるという悲しいニュースが続き、心が痛みます。
屋根そのものへの対策も、毎年のことではないと難しいのかもしれませんが、道路のように、屋根に積ってしまう前に温水で溶かすなど、上に登らなくても済むような雪降ろしが考案されるといいですね。
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2006/1/8(日)
おだやな日差しを浴び、小走りに歩いていく晴着姿の女性たちを見て、今日が成人式だったことに気付かされました。
もう何十年も前のことなのに、ふと自分の成人式の日を思い出すのは、私だけでしょうか。
あの頃からへそ曲りで、晴着よりもスキー三昧を良しとし、成人式に出ないつもりでいたのに、友人に誘われて行くと、受付で「付添いの方ですか」・・・。
団塊の世代の賑やかな成人式は、訪問着一色。スキー帰りで真黒な顔をして、普段着にコートを羽織っていただけなのだから、間違えられても無理もありません。
友人のお母さんのお赤飯で祝ってもらったあの日は、小雪が舞って、とても寒かったことを記憶しています。そして、ちょっとほろ苦い成人式でした。
■
日本海側の大雪をよそに、おだやかで暖かい初詣日和になった昨日は、どのお寺も神社も人出が多く混みあっていました。
会社行事の7日参りは平日になることが多かったのが、今年は土曜日だったこともあって、いつもより賑わっていたのでしょう。
今年も家族や友人たちの健康を祈願したあと、おみくじを引きましたら大吉!
ちなみに昨年のは初めて凶だったけど、これといったこともなく過し、むしろ心に残る出会いが多かった年でしたのに、これ以上いいことがあるなんて勿体無いような気がします。
初詣のあとは、これも恒例になりつつある、女性だけの新年会。普段はバラバラの職場の同僚たちと、おいしい海鮮料理をたっぷりいただいて、おしゃべりもして、友好を温めました。
さて今日の午後は、予定通り『蔵の中ギャラリー』の取材です。2ヶ月ぶりにコンタックスでの撮影になります。
今“仙台市の乳児連れ去り事件で、赤ちゃんを無事保護 ”の速報が入りました。ほんとに良かった!
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2006/1/7(土)
眠くなったら寝て、目が覚めたら起きる(たいていは8時前後)、お腹が空いたら食べる・・・お休みの間中、そんなパターンで過しましたが、
毎年7日は会社行事の豊川稲荷、可睡斎(かすいさい)、法多山、小國神社へと初詣ツアーなので、今朝は5時過ぎに目が覚め、久しぶりにラジオ体操もしました。
本来ならば、やっと仕事へ向けてエンジン始動なのですが、営業所以外は日曜・祝日が続くカレンダー通りなので、業務は10日からです。
昨年の5日からのスタートを思うと、今年は長い正月休みになりました。ついでに来年のパターンも見たら、同じようにたっぷり。
これも移動性祝日のおかげです。
『蔵の中ギャラリー』さんから、企画展の案内が届き、久しぶりに更新しました。ついでに、2005年の企画展一覧もまとめました。
本来ならば、明日明後日くらいに取材なのですが、ひょっとして足助は雪景色になるのかも。そうなったら引篭もってましょ。
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2006/1/6(金)
今年のお正月、3日以外は着物三昧で、新春カフェ巡り第2弾の昨日も、結城紬を着て 『フォノンカフェ』と『蔵茶房なつめ』へ行ってきました。
この日午後からオープンの『フォノンカフェ』では、タイミングよく焼けたスコーンと珈琲を注文。
プレーンとアーモンドやレーズンの入った2種類のスコーンは、甘味を抑えたもので、マーマレードとホイップクリームが添えられ、
サクサクっとした食感が、とっても美味しかったですよ。『茶房白竹』さんの時もそうでしたが、焼きたてに出会うなんて、運がいい share-gaki です。
新年のご挨拶がてら伺った 『蔵茶房なつめ』では、“酒造り体験ツアー”を数回に渡って計画されているそうで、さっそくHPにアップしておきました。
「晒柿のカフェ情報で来られた方がいましたよ」ともおっしゃってました。お役に立ててよかったです。
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2006/1/5(木)
友人の手土産の杵搗き餅が、市販の倍くらいもある厚みなのに、中までふっくら焼けて美味しかったこと!子供の頃に食べたお餅の味がしました。
友人の嫁ぎ先では、毎年暮れに家族で餅を搗くのだそうです。
食べ物と健康への関心が強い彼女からは、教わることがずい分多く、“ありがとう”という言葉が持つ力の話は、以前にも聞きましたが、
昨日も、敷地内の畑で取れた野菜と一緒に心の栄養もお裾分けいただきました。
心の栄養の話をもうひとつ。
Tap-Tapさん企画「絵本の中のことばたちコンサート」で、谷川賢作さんのCDアルバム “Nature Boy”を買いました。
いくつかあった中で、さわやかなグリーンのジャケットに手が伸びたその一枚は、ピアノソロでした。
■続く■
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2006/1/4(水)
毎年お正月休みになると、我が家で逢う友人がいます。
エレクトーン講師時代からの彼女とは、お互い大まかな性格でウマが合い、かれこれ30数年ものお付き合いになります。
その彼女から、「母屋を建替えるので相談にのって欲しい」との年賀状をもらい、年末に出した私の 「いつでも遊びにきてね!」が届かないうちに電話が入りました。
昨年は、彼女たちの家の増改築相談を受けたばかりでしたが、同じ敷地に建つ母屋の耐震性に不安があり、年回りも良くなったことから、親御さんたちが建替えることになったのだそうです。
古民家でしたから、いつも 「古民家再生をするのよ」と言ってた私は、建替えと聞いて思わず 「えー、建替えちゃうの? 勿体なーい!」と、叫びにも近い返事をしたら、
家を見に来た設計士が、そっくり建替えるつもりだった親御さんたちに、「使えるものは使いましょう」とおっしゃったのだそうです。ホッ。
次世代のために建替えるのだからとの親御さんの配慮に、私への相談とあいなったわけですが、コーディネーターの仕事を始めた頃に、今の家の新築相談を受け、
昨年の増改築、そして母屋の建替えと、三度目ではありますが、施主と設計士との橋渡しが、どこまでできるか・・・部外者としての難しさ、やりにくさも分っていての、脇役アドバイザーになればと思っています。
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2006/1/3(火)
息子たちの帰省で引篭もっていたHANAが、いつもの生活に戻りました。
私も年末からの飽食をお終いにして、今日からいつもの食生活に戻し、年賀状の返事を書きつつ、ゆっくり過しましょ。
お寺でいただいた般若心経本、その解説に興味を持っていたところへ、
あることがきっかけに立寄ったサイトで、ドキリとする文に出会いました。
出会うべくして出会ったともいえる、この一節に、時間を掛けて自分自身を見つめなおそうか、そう思った一文でもあります。
■
死ぬよりも前に、渇愛を離れて
過去によって現在を言い訳しようともせず
目の前のことにたいしても準備せず
未来を思いわずらうこともない
そのような人は、怒らず、怖れず
誇らず、後悔するような悪行をなさず
よく思慮して語り、そわそわすることもなく
沈黙して暮らすことができる
いまだ来ないものを願い求めることもないし
すんでしまったことを憂えることもないし
すべての感覚対象から遠ざかり、離れるので
思考に支配されてしまうことがない
このように依りかかるもののない人は
ダルマ(法)を知っていて他に依存せず
有への渇愛も存在しなければ
無への渇愛も存在しない
『ブッダのことば―スッタニパータ』
(岩波文庫 中村元訳)
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2006/1/2(月)
朝からの雨も午後には上がり、予定通り着物を着て、友人との正月行事にもなった浜松のアクトシティとグランドホテルで開催の骨董市へ行ってきました。
今回は友人の長女と彼氏も一緒だったので、こむさでもーどの着物に、
一昨年の骨董市で買った反幅の帯をその娘に着付け、女衆揃って着物で出かけました。
私も友人も、骨董市で探すは帯! 昨今の着物ブームもあってか、アクトシティではリサイクル着物を扱う店は数あれど、これといったものが無く、
浜松グランドホテルに移動しました。
今年のグランドホテルは、クラフトショップもブースを並べていたので、ずい分賑やかだったこと。
今年も古美術神田さんが出展されていたので、ご挨拶しました。
昨年に反幅の帯を買ったブースへ、リメイクした帯の報告に立寄った際、柿渋色の紬になびきましたが、さすがにブレーキが掛りました。
迷った3,000円の反幅帯も決心がつかないまま、7時前には豊川に戻らねばならず、早々に会場を出ました。
それでも今年の収穫は、結城紬に欲しいと思っていた淡黄色の帯揚げを見つけ、しかも750円でゲットして大満足!
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お雑煮には、その地方とか家庭の味があるのでしょうね。
母のお雑煮は、蒲鉾とほうれん草に削り鰹をたっぷり乗せた醤油味の、三河雑煮でした。
お餅も焼かないで入れてたので、汁は濁るし、とろけてしまいそうなお雑煮でした。
自分で作るようになってからは、毎年目先を変えていますが、それでも野菜を入れるのと醤油の味付は相変わらずです。
今年の元旦は、ラジオで聞きかじった“スルメ出汁の雑煮”にトライしてみました。
スルメは細く裂いて前の晩から水に浸けておき、野菜と一緒に煮たスルメも乗せるのですが、味噌味というのをお醤油味にしたら、
スルメの皮で濁り汁になりました。(だから味噌なんですね)
もともとイカ大好き人間なので、私の口には合い、いつも残ってしまうお煮しめをやめて、
大ぶりに切った里芋・人参・蕪と椎茸を入れ、蒲鉾と削り鰹・三つ葉を乗せていただきました。
あなたのところは、どんなお雑煮なんでしょう?
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2006/1/1(日)
新年明けましておめでとうございます。
今年も、どうぞよろしくお願い致します。
西春のカフェ「あうら」と、井筒屋珈琲店マスターの
『IZUTSUYA Coffee&Photo brake』を更新しました。
そして、ずいぶん賑やかなトップになりましたが
“とっておきのshop”で登場していただいた中で
お正月休みに営業しているカフェの紹介です。
ちょっと息抜きにお出掛けください。
私のカフェ巡り、初日は「アコーディアナ」と「茶房・藍」で、
「アコーディアナ」ではお正月限定メニューにぜんざい付きでしたよ。
「茶房・藍」では、森島さんの企画展も開催中でしたが、なんと18年ぶりにお会いした方がいて、少しも変ってないのにびっくり。
友人とも落合って、しばし着物談義に花を咲かせました。