「樋口可南子のきものまわり」の本の中に登場した着物の中で、「限りなく黒に近い黄八丈」の着物に、強く惹かれました。 黒が主流の洋服選びの私にとって、まさに私らしい着物ではないかと。 以前バンコクの旅で購入した、柿色の大判ストールを、ハ掛けに使うことを思い付き、「限りなく黒に近い着物」探しが始りました。 ところが、無地の黒っぽい着物どころか、反物さえも巡りあえずにいたのですが、大島を買ったところで、生成りの生紬を染めてはどうかと勧められました。 その手もあったんだと、さっそく見本になる色として、濃柿渋で染めたシャツを持っていきました。 それが昨年秋に仕立上り、さっそく帯や小物を合わせましたら、持ってるもの全部が文句なくマッチ! 無地が持つマジックに、嬉々としました。 Fさんから譲っていただいた帯と帯揚げ、帯締め。バティックの帯も赤味の茶同士なのでマッチ 織りの名古屋帯とダークグリーンの帯揚げに、黒と生成り色の帯締め ドット模様と同じエメラルドグリーンの帯締めなんかも良さそう 昨年の骨董市で見つけた 3000円!の反幅帯(左)を締めて、今年正月の骨董市へ繰りだしました BACK |