10年ほど前のこと、会社の新年会が恒例だった頃に、「今年こそは着物を着よう!」と思い立ち、 そのまた10年ほど前に切り取っておいた雑誌の切れ端を持って、コムサ・デ・モードへ行きました。
もちろん、同じ着物があるはずもなく、「このイメージで」とお願いしてチョイスしていただいたのが、右写真の小紋と袋帯、ベージュの帯上げと黒の帯締め、 金茶の伊達襟、そして、色足袋と金茶の鼻緒の黒皮草履でした。(右の写真からリンクしています)
“洋服感覚で”の着物は、洗えるポリエステル。それ以外は絹地の素材で、帯がいいと着物もそれなりに見えるものだと知った、初めの一歩でもあります。
ところで、「今年こそは」の新年会は、なんとその年から廃止! 着物を揃えたというのに・・・
それでもお茶会で着ること二回。一応、日の目を見たのでありますが、自分で着れなかったものですから、たった一枚でも箪笥の肥しです。 それが一昨年、着付教室で教えてもらってからは、急に世界が広がり(広がり過ぎとも)、この二年余りで、ずいぶん衣裳持ちになりました。 特に、帯揚げや帯締めが揃い、コーディネートの面白さに、嬉々とする日々。
お披露目を兼ねて、コーディネートブックを作ってみました。いざ並べてみると、どれも同じトーンの、まるっきり洋服感覚です。 それでも「これが自分らしさかな」と、悦に入っています。あなたなら、どんなコーディネートを?

    

         

         

=====もらわれていった着物たち=====