美味しいのよ〜〜!!! 焦げ過ぎない火加減で焼いてね
■「雑穀の種類」
○豆類
・大豆・・・黄大豆がほとんど使われている。そのほかに緑大豆・黒大豆・赤大豆など
・大豆の3分の2は油に
・豆腐と油揚げ 15%
・納豆・味噌 7%ずつ
・豆乳・きな粉(国産のきな粉は非常に少ない)・高屋豆腐
・しょうゆ 1%・・・丸大豆しょうゆは、大豆で作ったもの。その他は、脱脂大豆を使う
日本で絞った脱脂大豆は飼料になる。
しょうゆ用の脱脂大豆は、カナダやインドから絞り粕を輸入して作っている
・たまりしょうゆ・・・丸大豆から作っているところが愛知にはある
産地と価格
・米国産 3,800/60kg・・・油・豆腐
・カナダ・ブラジル産
・中国産 4,000/60kg・・・日本から種を持って行ったもので、味噌に使われる
・国産 ふくゆたか 今年は、19,000/60kg
愛知・静岡のは、ぼーっと育つから評価が低い。佐賀・福岡が良い
・黒大豆 丹波の黒豆は、世界一高値で16〜20万円!(60kg)だったときも
品種と豆の大きさによって違い、一番大きいのは、京都の料亭が押さえてしまう
豆は北海道産のものが高い。また、小豆も品種によって味が違う(北の乙女など)
いいものの知識を持つこと!
コストの違い
ポストハーベストの農薬〜輸入のもの・・・みたら食べられなくなる。
国産の方が美味しい。安全と美味しさの評価で国産のものは高い。
・赤大豆・・・大豆はたんぱく質が主だが、他は澱粉が主成分。
・緑大豆・・・モヤシ〜粉にして固めたものが春雨。昔のモヤシは、細くて長いブラックマッペという品種だった
・白小豆・・・京都の和菓子に使われている
・ささげ・・・赤飯に使う
・うずら豆・・・うずらの卵の模様に似ている
・金時豆・・・本金時は味がよい。大正金時豆は味が落ちる
・いんげん豆・・・手亡(品種改良でツルが無いもので美味しい)
白餡(値段が高いので、安いものは花豆で作る)
豆きんとん・・・手亡と花豆では味が違う
○穀類〜白米だけを食べていては、いいはずがない。雑穀米を食べていた昔の人は、骨が丈夫だった。
「自然の味そのまんま」の、もちあわ、もちきび、うるちひえ、アマランサス、はとむぎ、大麦、赤米、黒米の八穀ブレンド
もち粟(あわ)
・・・精白米と比較してカルシウムが3倍、マグネシウムが5倍、鉄分は6倍、食物繊維は7倍、カリウムも3倍含まれている
血液中の善玉コレステロールの値を高くしてくれる効果、脂肪代謝を改善させる機能もある
もち黍(きび)
・・・ミネラル分である亜鉛を多く含んでいる
稗(ひえ)
・・・精白米と比較して食物繊維は8倍、鉄分は2倍、カリウムは3倍マグネシウムは5倍、粟と同じ様に血液のなかの善玉コレステロールをたかめる働きがあり、脂質の代謝を改善してくれる機能がある
キヌア
・・・精白米と比較してたんぱく質2倍、食物繊維6倍、鉄分9倍、カルシウム6倍、宇宙食としても検討されている
ハトムギ
・・・ハトムギに含まれるたんばく質はアミノ酸のバランスがよく、体内の 新陳代謝を活発にする
アマランサス
・・・精白米に比べてカルシウム約30倍、鉄分約19倍、ビタミンEが約11倍と、味はともかく栄養価が高い
国産のもので、無農薬のものを!
国産のものでも、お米には農薬の規制が掛かっているが雑穀には規制が無いので、他の作物には使っていけないものも、使われている可能性あり。
体にいいものを食べていたと思ったら、実は農薬を食べていた・・・ということになりかねない。
本来、雑穀には農薬がいらないが、「鳥害」がある。
うるち系の粟や黍は鳥の餌で、人の食用となるのは、もち系だそうです。
昔話の「桃太郎」にも出てくる、黍(きび)は美味しい。だからキビ団子をもらった猿が家来になったのだ・・・と理事長さん。
アツミスーパーでも、キビ団子を!とか、炊き上げた白米だけでなく、今日は「粟の日」「黍の日」というのがあってもとも、ご提案していました。
それにしても、「体にいいものを食べていたと思ったら、実は農薬を食べていた」には、びっくり。産地や生産者への信頼のうえに、消費者への提供であれば、少々値が張っても、致し方ないこと。
」安全で美味しく健康に!」ですもんね。
今回のセミナーでいただいた 「自然の味そのまんま」の八穀ブレンドは、最近使い始めたところでした。
■ 質問
○納豆は、どのくらいで出来るのか
大豆を一晩浸けて炊く。納豆菌を入れてムロに入れ、18時間・・・1個の納豆菌が細胞分裂して、30分で2個、18時間で500億個になる。
冷却して細胞分裂を止める(過発酵になると、酸っぱくなる)。
納豆が製品になるのに4日掛かる。ゆえに、ブームになったかららといって、「それ!」というわけには行かない。だから、午後1時になったら店頭に無くなる。
テレビでやると売れるが、残業残業で人件費などがかかるだけで儲からない。
○納豆の硬さの違いについて
発酵の仕方で代わってくるし、母菌が悪いと硬くなる。
リン酸塩を使うと柔らかくなるが、リンはカルシウムを体の外に出してしまう。
牛乳が骨を作るというのは嘘。マグネシウムやビタミンK2が、カルシウムを沈着させる。
白い斑点がでると、急激に味は落ちるが、食べるのには問題ない。
本当に傷むと臭いが違ってきて、二次発酵するとアンモニア臭がするようになる。
○雑穀について
おみやげで売っているものは、ほとんど輸入だと思っていい。
また、「国産」と表示されてなかったら、輸入である。
○豆腐の消泡剤について
消泡剤の表示義務はないので、書いてなかったら入っていると思え。
グリセリンやエステルなどを使うが、一番怖いのはシリコン(美容整形のときに使っている樹脂)。
○リンについて
すり身で「無リン」と書いてなかったら、いろんなものが入っている。
日本人にとって最大の問題は、リンの摂り過ぎ。カルシウムが足りないのでなく、リンの摂り過ぎである。
リンが入ると美味しくなる。重合リン酸塩は、21種類あり、アンモニア系・みょうばん系(アルミが残留する)。
かんすいもそのうちの一つで、ラーメンや焼きそばに入っている。
知らないうちに、摂ってしまうのが怖い。
炭酸系の物もある。ちゃんと作っているところは、せっかく作っているのだからと、他の添加物はいれない。
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次回は、3月6日(火)PM7:00〜9:00 、 会場は『アイプラザ豊橋(旧豊橋勤労会館)』です。