TALK-TALK タイトル  
フードオアシス アツミ セミナー

「食を考える会」
 (2010.7.7)



雑貨・「自然の恵」

「洗剤は何種類使ってますか?」の質問から始まった、昨夜のフードオアシスあつみセミナーは、 いままでの「食」から「衣料雑貨」へテーマが移り変わりました。
あつみスーパーの店頭にも並んでいる、 こだわりの味協同組合の雑貨ブランド「自然の恵」の 洗剤・トイレットペーパー・線香・オーガニックコットンなど、商品を回覧しながら、講師・冨永理事長さんのテンポのよいトークで進められました。

脂肪酸にナトリウム、またはカリウムをくっつけると石鹸になる。
洗剤は、固形石鹸と粉石けん(または液体)があればよく、用途別に変えることもないが、法律で定められた(所管が違うため)台所用と洗濯用に分けなければならず、 「自然の恵」も、同じ中身を用途別に表示しているとのことです。

「自然の恵」のは、米ぬか油を配合した、合成洗剤、蛍光増白剤、合成界面活性剤不使用の洗剤です。
市場に出回っている洗剤のほとんどは、合成界面活性剤が使われています。
合成界面活性剤の中で、特に毒性が強いとされている AES・LAS・POER・POEP などは、 分解が非常に遅く、海や川に流れて環境汚染します。

界面活性剤・・・水に溶けた状態でイオン化して汚れを吸着し、取る。
柔軟剤は、それにプラスイオンをくっつけて柔らかくなったと錯覚をする。
ちなみに、合成洗剤と柔軟剤を一緒に使うと、汚れは落ちない。
木綿の本来の色は茶色で、表面を白く塗って、白い木綿となる。洗濯すると黄ばむのではなく、本来の色になるのを、蛍光増白剤の入った洗剤で漂白している。
シャンプーも、脂を落とし過ぎるものが多く、それをリンスで補給しているので、40代で髪が抜ける人が増えるであろう。 合成のシャンプーを使わずに、固形石鹸で洗って、パサつくであれば酢で中和すれば良い。

トイレットペーパーに使われている漂白剤が、川や海に流れている。
また、バージンパルプによって、毎年愛知県くらいの面積の森林が失われている。

自分の体だけではなく、魚や植物を守るための商品選びをすることの必要性を唱えつつ、 こだわりの味協同組合では、人間の都合の良いようにして、これ以上地球を破壊してはならないとの思いで、商品開発をしているとのお話でした。
また、今回は、フードマイスターの3級試験なるものを、あつみスーパーの社員さんと一緒にしました。
このセミナーに、3年余り参加していますが、いざ試験となると記憶も曖昧だし、読めない漢字すらありで難しい問題でした。

こだわりの味協同組合の理事長さんが講師のセミナーは、奇数月(次回は9月7日)、 偶数月に開催の「食の伝統と食材を知る」は、次回8月3日(火)で、「海苔」がテーマです。


2010.01.06 「ジュース」 
2009.09.01 「干物」 
2008.01.08 「砂糖と蜂蜜」 
2007.11.06 「豆と雑穀類」 
2007.09.04 「牛乳」 
2007.07.02 「味噌と心太」 
2007.05.01 「卵とジャム」 
2007.03.06 「小麦粉」 
2007.03.06 「テストと解答」 
2007.01.16 「塩干と雑穀」 
2006.11.07 「パンと油」 
2006.09.05 「納豆と塩」 
2006.07.02 「豆腐と酢」